手造り麹・木桶仕込み・木樽蒸留・洞窟貯蔵で造る究極の芋焼酎

こんにちは、蔵人の油田です。週末から何日かは天気のいい日が続いています。場内の紫陽花が色付き始めそろそろ見頃を迎えそうです。

祁答院蒸溜所のあじさい

お客様を案内していると「焼酎の醪(もろみ)はどうやって移動しているの?」と質問をいただくことがあります。甕つぼは、床に埋め込んであり、醪の出入れ口は一か所しかないため、どうやって醪の移動を行うのか不思議に思われるようです。

答えは単純です。ホースをつなぎ合わせ、醸造用のポンプで吸い上げて送ります。一次醪をタンクへ、二次醪を木桶へ、原酒の移動など用途によって何台もあるポンプを使い分けています。

もちろん、使ったらきれいに洗浄し次に使用する為に殺菌・消毒いたします。製造が最盛期の時は、ほぼ毎日のようにこの作業を繰り返しています。少しでも醪のカスが残っていると、酒質に影響がでますので、手を抜くことなく念入りに作業していきます。

オフシーズン中には、普段の定期的な清掃やメンテナンスに加え、分解しての、本格的な清掃や劣化した部品の交換を行います。

祁答院蒸溜所 ポンプパッキンを交換します。

分解作業は、自分たちの手で行います。

祁答院蒸溜所 ポンプパッキンを交換中

写真は、分解した中身です。

祁答院蒸溜所 ポンプパッキン 左が新品 右が古い部品

右が古い部品で左が新しい部品です。

入れ替えてまた組み立てます。

蔵で働くようになってから、直接焼酎を造る以外にも、いろんなことができるようになり、不思議な感覚です(笑)
来期の製造を万全の体制でむかえるため、大ががりなものから細かいところまで、メンテナンスは続けていきますので、またご紹介しますね。

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