こんにちは。わたしたち、焼酎蔵・祁答院蒸溜所(けどういんじょうりゅうしょ)は、鹿児島県の藺牟田(いむた)池県立自然公園ふもとで、手造り麹・木桶仕込み・木樽蒸留・洞窟貯蔵で造る究極の芋焼酎づくりに挑戦しています。
随時承っている、蔵見学の際、お客様から、焼酎の賞味期限や、保存方法について、お問い合わせをいただきます。
せっかく購入した焼酎、やっと手に入った焼酎なら、より美味しい状態で飲みたいですよね。
そこで、今回は、焼酎の賞味期限と、保管方法についてご案内いたします(^▽^)/
焼酎の賞味期限は?
実は、賞味期限は、・・・ありません!
焼酎は蒸留酒のため、蒸留の過程で細かな不純物が取り除かれています。
そのため、そもそも、焼酎の中に細菌のエサとなる不純物がなく、菌が繁殖しにく くなっています。
また、販売されている本格焼酎は、アルコール度数が25%のものが一般的ですよね。
(※本格焼酎とは、添加物を一切加えない、単式蒸留機で蒸留を1回だけすることで、原料の風味が味わえる焼酎のことです。
何を原料として使用していいかも、穀類、イモ類、その他指定されています。)
他のお酒と比べますと、
- ビール 5%前後
- ワイン 14%前後
- 日本酒 15%前後
- 本格焼酎 25%前後
- 泡盛 30%前後
- ウィスキー40%前後
本格焼酎は、アルコール度数が高い方に位置しています。
アルコール度数が高いので、焼酎を悪くする雑菌などが繁殖できないのです。
私たちの蔵の焼酎のように、ラベルに日付が表示されている商品もあるので、あれは賞味期限ではないの?と思われる方も多いかと思いますが、実は、賞味期限ではなく、焼酎を瓶に詰めた日、瓶詰年月日です!
賞味期限がないということは、この時期までに(;゚д゚)!!という制約がありませんので、
ご自分の良いタイミングで、ゆったりとお召しあがりいただけますね♪
焼酎の保管方法は?
賞味期限がないとはいえ、蔵で管理していた際のような、おいしい酒質を保つには、
すこし気を付けるポイントがあります。
1.紫外線のあたらないところに置く
多くの焼酎が、茶色の瓶に入っているのは、焼酎が紫外線に弱いためです。
わたしたち野海棠(のかいどう)の蔵では、売店に日よけをしたり、窓側には焼酎を置かないようにしたりと、太陽の光が直接あたらないよう気を付けています。
2.極端に暑い・寒い場所はさける
焼酎は、極端な温度変化にさらされると、酒質が変わってしまいます。
ご家庭では、コンロのそばや、窓の近くには置かないようにしましょう。
もし、しばらく召し上がらない場合は、食品庫や、クローゼット、棚の後ろ側など、温度変化のすくない常温の場所に、置くのがベストです。
なお、冷蔵庫に入れますと、焼酎の成分が固まってオリとして見えてくる場合があります。
品質には問題はないのですが、原料の植物性油分(うま味成分)が冷えると白く見えて、心配になる方がいらっしゃるようです。
うまみ成分ですので、その際は、常温にしばらく置き、瓶を振ってうまみを溶け込ませますと、透明な状態にもどりますよ。
まとめ
本格焼酎は、賞味期限はありませんが、保存の際は、紫外線があたらず、温度変化のすくない常温の場所で保管しましょう。
また、みなさまが焼酎をお買い求めの際には、このように品質管理をしっかりされているお酒屋さんをお選びになるとよろしいかと思います(^^)!
みなさまが美味しく本格焼酎をお楽しみくださいますように♪
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鹿児島の森と湖と温泉の町より~祁答院蒸溜所(けどういんじょうりゅうしょ)~