今年は、例年より早く、7月末から仕込みが始まっていますが、仕込み開始直前の7月下旬に、今年も、ふるさと・甑島へ行ってまいりました。
私たち祁答院蒸溜所と甑島の歴史について、詳しくはこちらをご覧ください。
折しも、甑島は、かつての村花で、今でも日本でもっとも、甑島が自生密度が高いとされているカノコユリが見頃を迎えていました。島を歩けば、いたるところで見ることができました。そして、ハイビスカスの花も。
下甑島の鳥ノ巣山展望所からは甑大橋とカノコユリの群生が楽しめます。
そして、もう一つの甑島を彩る花・ニシノハマカンゾウが、夜萩円山公園で、今シーズン最後の姿を見せてくれていました。
さらに下甑島を南下し、青瀬集落に到着しました。ここが、私たちの原点の場所です。青瀬の集落前には、美しい青瀬海が広がっています。青潮シリーズのボトルは、この海の色をイメージしました。
約1年ぶりの青潮神社。境内へ続く道にもカノコユリが風に揺れていました。
創業120周年を迎えられた感謝の気持ちと、今シーズンの新たな仕込み開始への気持ちを胸に、お参りしました。
120年前にこの地から始まり、生まれた海の焼酎「青潮シリーズ」。
祁答院の地に移転して、唯一の製法にこだわり生まれた、山の焼酎「野海棠シリーズ」。
これからも、皆さんに喜んでいただけるよう、どちらも大切に育んでいきたいと思います。
今シーズンも、より一層美味しい焼酎造りを目指して、一歩一歩励んでまいります!