~試留~
こんにちは、祁答院蒸溜所、蔵人の山下です。
さて、今回は、仕込み風景と少し異なり、学生時代の理科の実験の様な、
「え?焼酎造りと関係あるの?」という様な作業を紹介します。
これは、試留(しりゅう)と言って、3日目の一次もろみや、二次仕込み前日の一次もろみ、二次仕込み後3日目の二次もろみ、蒸留前日の二次もろみを採取して、
アルコール蒸留装置で蒸留を行い、垂れてきたアルコールの度数を計測しその数値を元にもろみの発酵具合や、蒸留時の蒸気圧、カット度数(蒸留を終了する時の目安)の確認をする作業です。
より高品質な理想の焼酎造りのためには、かかせない重要な工程です。
いまの野海棠麦の仕込みが終わると、製造はメンテナンスに入ります。
仕込み中とは違ったレアな作業風景もご覧になれます。
近くにお越しの際は、是非お立ち寄り下さい。
お待ちしております。