手造り麹・木桶仕込み・木樽蒸留・洞窟貯蔵で造る究極の芋焼酎

連日、蔵では、この秋の新焼酎のための、フル工程が続きます。

室(むろ)では、焼酎造りの大もととなる、麹造りを行っています。わたしどもの手造り麹は、木の部屋の中、蒸しあげた米に麹をまぶし、それをモロブタ220枚に分け、自然換気で温度管理をし、米麹をつくるというものです。

順調に生育するように、麹にとって好ましい温度・湿度を保てるよう気を   配るのが、蔵人の役割です。

こうしてできた手造り麹に、さつまいもを加え、かめ壺で発酵させ、     一番蒸留したものをすぐに瓶詰するのが、「新焼酎 手造り青潮」です。

また、今、かめ壺にも、木槽(もくそう)にも、黄金色に輝く、おいしそうな、焼酎もろみが入っています。

毎日蔵にいると気づきにくくなってきますが、お客様からはよく、     「蔵の建物に、一歩足を踏み入れるだけで、”焼酎の香り”がする」      と言われます。

木槽(もくそう)は、直径164センチ×高さ223センチと大きく、
かい入れも大変ですが、「おいしい新焼酎になるんだぞ!」と        言い聞かせながら、ひとかき、ひとかき、もろみを混ぜ合わせます。

木製なので、洗浄や手入れに時間がかかり、連続した仕込はできませんが、  幅7センチの厚い木に覆われ、もろみはゆっくりと緻密な発酵をします。

こちらを、味わいをしっかりと残す蒸留をし、すぐ瓶に詰めて
お届けするのが、「新焼酎 日は昇る」になります。

発酵後、木樽蒸留器で蒸留し、すぐ瓶に詰めるのが、「新焼酎 野海棠」   になります。

新焼酎の発売は、11月1日の「本格焼酎の日」です。

11月22日(日)の「蔵開き」では、この新焼酎をふるまいもありますので、  そちらもお楽しみ頂けましたら嬉しいです。