長い梅雨空から、ようやく晴れたこの日、祁答院町を散策していると、 小さな道に入りました。
杉の木が高く立ち並び、ひんやりと静かな小道。
真夏日ながら、汗も引っ込む、すずしさです。
土手からは、たまった雨水が、流れていました。
ふと目をやると、ガードレールのふもとに、ユリのような花が咲いていました。
ふつうのユリにしては、葉の位置がちがうので、 調べてみると、 ウバユリという品種でした。
日本、千島、サハリンに分布し、山地の林の下や、やぶなどの薄明るい場所に 自生するそうです。
スラーっとのびた茎に、白く、大きくは開かないひかえめな花に、 とても可憐だな~という印象。
祁答院の小道を走ると、ふだん見かけない花にも出会えるのだな、 と思いました。