今、祁答院蒸溜所では、全量(ぜんりょう)芋焼酎「さつま芋の花」の仕込みをしています。
芋焼酎は、一般的に、「米」と「さつま芋」でつくりますが、この焼酎は、その名のとおり、原料に「全部さつま芋」
を使うのです!
まずは、さつま芋を乾燥させ、米粒ほどに細かくダイス状にしたものを蒸す作業から仕込みは始まります。
(写真は、さつま芋ダイス。まだ乾いています)
これが、良い蒸し具合になるように計算した水をかけ、ムラが無いように混ぜ、蒸します。(写真は、水をかけたさつま芋ダイス)
蒸しあがったさつま芋ダイスに、麹菌をまぶし、芋麹(いもこうじ)を作ります。芋麹ができあがると、さらに、蒸した芋(黄金千貫)を加え、発酵させます。
「さつま芋」だけを使っているため、もろみは、通常のもろみよりも、繊維質で、粘りがあり、
カイ入れも一苦労。(←かめ壷でのカイ入れ作業)実は、今日、今回仕込んだものの初蒸留の日でした。
「さつま芋100%」で造るので、香りや味わいも個性がでています。
この焼酎を、寝かせて熟成させると、また風味が変わってくるので、どんな味わいになるのか、私たちも、楽しみです!